【本の紹介】若手社員向け、仕事に役立つ会計感覚を身につけるには

書評

「いろいろな会計本を読んでいるが難しくてわからない・・・」

ビジネスマンとして会計は勉強しておきたいのに、こう感じてしまう人は案外多いのではないでしょうか?

私も、自分で事業をやっているわりには、会計は苦手です。

何か会計をできるだけ簡単に勉強できる本はないかと思っていたところ、見つけました!

それは久保 憂希也さんの『経理以外の人のための 日本一やさしくて使える会計の本』という本です。

この本を読んで、私が参考になったと感じたポイントは以下の3つです。

  1. 会計は会社の目標を達成するために存在する
  2. 目的で分けると会計の種類は3つある
  3. キャッシュフローの重要性

そこで今回は、上記のポイント3つに触れていきたいと思います。

若手社員が身につけるべき会計感覚とは?

それでは、参考になったと感じたポイントについて触れていきたいと思います。

ポイント1:会計は会社の目標を達成するために存在する

会計はなぜ存在するのでしょうか?

会計を行うことが義務だから? 会社が収支を把握するため?

どちらも間違いではないと思います。

でも、会計の本質を考えると、「会計は会社の目標を達成するためにある」とこの本は教えてくれます。

正直なところ、収支の把握のために会計のルールを覚えるのは面白くないなぁと感じていましたが、目からウロコでした!

(会計をよく知る人からしたら、当たり前なのかもしれませんが・・・)

この本では、実際に会社の中でよくありそうなシーンを例に挙げながら、会計知識がどのように活かされるかを丁寧に説明しています。

読んでいくうちに、会計によって、収支の把握だけでなく、お金の回り方も把握することで、ビジネスマンとしてどう動くべきか気づかせてくれます。

ポイント2:目的で分けると会計の種類は3つある

この本を読むまでは、会計というものは、法律で決められたルールに基づいて運用されるものだと思っていました。

確かに、法律で決められたルールを守って運用しなければならない部分もあるのですが、意外にも、会社がルールを決めて運用することもあるのかと驚きました。

この本では、目的別に分けると会計は3種類あるとのこと。

(1)財務会計・・・資金繰りや資金調達をするための会計

(2)税務会計・・・税金を計算し、納付するための会計

(3)管理会計・・・経営を管理するための会社ごとの会計

2つ目の「税務会計」が、普通に思い描いている一般的なイメージですよね。

それだけではなく、お金を集める会計や、会社が戦略を練るための会計があったとは・・・

(会計を知らなすぎ 笑)

会社の中で、どういう業務に就くかにもよりますが、3つの会計のうちのどの会計を使いこなす必要があるのかということを意識することが大事なことなのですね。

ポイント3:キャッシュフローの重要性

キャッシュフローという言葉はよく聞きますが、手元にちゃんとお金が残るように管理することだろうという認識でした。

そんな難しい話ではないのでは、と思っていたのですが、想像以上に奥深いのですね。

利益が出ていて黒字の会社でも倒産することがあるという事実。

「利益がある」イコール「現金(キャッシュ)が手元にある」とは限らないのですね。

実際には、それだけではありません。

利益が多く優秀な会社のように見えても、実は負の原因によって利益が大きく見えることもあるということをこの本を読んで理解しました。

貸借対照表でも損益計算書でも把握できない「その会社のお金の回り方」

これを把握するための計算書が「キャッシュフロー計算書」なのですね。

【まとめ】

今回、久保 憂希也さんの『経理以外の人のための 日本一やさしくて使える会計の本』の本の感想を次の3点に絞って書かせていただきましたが、いかがだったでしょうか?

  1. 会計は会社の目標を達成するために存在する
  2. 目的で分けると会計の種類は3つある
  3. キャッシュフローの重要性

この本を読むことで、会計の全体像をつかむことができ、普段の業務から活かすイメージがつかめてくるのではないかと思います。

会計知識を現実に落とし込むための分かりやすい事例や、会計におけるPDCAの重要性にも触れていますので、この本を読んでみることをお勧めします!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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