【本の紹介】強みが発揮され、生産性が高い「心理的安全なチーム」とは

書評

「心理的安全性」という言葉を聞いたことがある人は結構いるのではないでしょうか。

実際に、心理的安全性が保たれた組織作りを目指して奮闘する経営者やリーダーも多いものと思います。

しかし、実際やってみると難しいのではないでしょうか?

壁にぶつかってしまい、きちんと心理的安全なチームの作り方を勉強したいという方にお勧めの本があります!

それは岸野道子さんの『心理的安全なチームって、どうやってつくるの?』という本です。

この本を読んで、お勧めする理由は、以下の3つです。

  1. 心理的安全性の真の目的を理解できる
  2. リーダーには信頼されるための人間性が必要
  3. 管理ではなく自立を支援する意識が重要

そこで今回は、上記のお勧めする理由3つに触れていきたいと思います。

心理的安全なチームの作り方とは

それでは、この本をお勧めする理由について触れていきたいと思います。

ポイント1: 心理的安全性の真の目的を理解できる

心理的安全性という言葉だけを聞くと、「みんなが仲良くして安心安全に働ける職場」というイメージを持ちませんか?

僕は、正直なところ、このイメージを持っていました。

ただ、著者いわく、間違ってはいないが、大事な前提が抜けては意味がないと。

それは『メンバーそれぞれが、リスクがあっても、学んで成長するために行動すること』です。

やはり、コミュニケーションには、他人との意見の違いはつきものですよね。

その意見の違いを放っておいて、誰も傷つかないようにコミュニケーションをとっていても、お互いに不満や我慢をため込んでしまうだけ。

チームの成長にはつながらないということですね。

心理的安全性の肝となる部分をこの本を読んで理解できました。

ポイント2:リーダーには信頼されるための人間性が必要

この本を通じて、リーダーに求められる人間性というのは、結構レベルが高いのではないかと思いました。

人間は、やはり、自分が好きな生き物です。

自分に対して責任を追及されないように、保身に走り、言い訳をしてしまうのはよくあることだと思います。

ただ、それでは、心理的安全性が高いチームに成長させることはできません。

この本では、リーダーに「言い訳をせず、言動に一貫性を」求めています。

そして、リーダーは「感情に任せて部下をコントロールしようとしない」ということも重要だと説いています。

心理的安全性の高いチームを作るには、小手先のテクニックではなく、まずはリーダー自身の人間性を見つめ直さないといけないのだなと、理解することができました。

ポイント3:管理ではなく自律を支援する意識が重要

リーダーというポジションになると、どうしても「部下を管理しなければ」という意識が強くなりますよね。

それは、本心では部下を信じておらず、全て自分の手の中で操作したい、という気持ちとして表れるものと思います。

その気持ちは、相手にも当然に伝わり、部下は徐々に考えることをやめ、嫌々な気持ちで取り組んでしまうわけですね。

それでは、心理的安全性の高いチームを作ることはできません。

この本では、「部下を管理するのではなく、部下が自律するように支援すること」が重要だとしています。

部下が自律するように支援するための取組みがリーダーには必要ということですね。

その取組み方がこの本に記載されているので、参考になります。

【まとめ】

今回、>岸野道子さんの『心理的安全なチームって、どうやってつくるの?』という本をお勧めする理由として、次の3点を書かせていただきました。

  1. 心理的安全性の真の目的を理解できる
  2. リーダーには信頼されるための人間性が必要
  3. 管理ではなく自立を支援する意識が重要

やはり、リーダーの役割というのは大変だなと痛感しつつも、チーム力を高いレベルに引き上げるという目標を達成するには地道な努力が必要なのだなと感じました。

ここで触れられていること以外にも、リーダーとして意識することや取り組む内容がいろいろ書かれていて、とても参考になりますので、ぜひ読んでみてください!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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